
1957年の創業以来、60年以上の長きに亘り多くのステークホルダーのみなさまからご愛顧いただいておりますことに厚く御礼申し上げます。
これからも「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」「美味しく食べて“ココロとカラダ”健康に」を基本理念として、「お客さま第一」「地域密着」「現場主義」のもと、首都圏・京阪神地域における業界No.1の総合食品小売業の実現をめざしてまいります。
その実現に向けて、2019年3月に株式会社山陽マルナカより承継した近畿地域の14店舗、そして2020年3月に完全子会社とした株式会社光洋のそれぞれの「強み」と「魅力の異なる複数の店舗フォーマット」を融合させ、新たな事業モデルの構築に取り組んでおります。
新型コロナウイルスの感染拡大の収束の見通しが立っておらず、それに加えてエネルギーコストの上昇やそれに伴う原材料高騰、さらには少子高齢化など、小売業を取り巻く環境は不透明かつ不安定な状況が続いております。このような環境において、当社は近年急速に進むデジタル化に積極的に取り組み、「あらゆるプロセスにおけるデジタル化」「商品・デジタルを駆使したヘルス&ウエルネス」を軸として、「顧客ロイヤリティの向上」「サプライチェーン改革による魅力的な商品開発とコストダウン」「新規出店や新規事業構築等による収益拡大」「顧客満足度と従業員満足度の向上につながる働き方改革」の4つの課題に取り組むことで、さらなる成長につなげてまいります。
また、当社では持続可能な開発目標「SDGs」の達成に向けて、食品廃棄物の削減や資源の有効活用などの環境・社会貢献活動にも積極的に取り組んでおります。日々の営業活動における売場の管理レベルの向上に加え、お客さまのご理解とご協力をいただきながら、フードドライブの取組強化や商品のロングライフ化などの推進により、企業としての社会的責任を果たします。
ステークホルダーのみなさまからのお声を真摯に受け止め、当社ならびにイオングループ全体の企業価値の向上に努めるとともに、地域のお客さまの日々のいのちとくらしを守る企業としての責任を果たすことにより、みなさまから信頼いただける事業活動を推進していきますので、今後ともより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2022年3月
代表取締役社長
西峠 泰男